【大谷崩れと大谷嶺】
今写真を撮っているすぐ上が「扇の要」呼ばれるところで、大谷嶺に登る上り口になります。
大谷崩れは日本3大崩れの一つに数えられていますが、写真正面の景色も昔は右から左
まで全域で崩れていました。
建設省が砂防と植樹を行って今のように木が生えて紅葉も見られるようになりました。
30年くらい前にはここから写真を撮ると全部崩れていました。
300年前の大地震で山の前面が崩れたと言うことです。
丁度真ん中の崩れた後を見ると、写真では良く分かりませんが、岩が山の形のように褶曲し
ていて、ここが大昔に隆起して出来た山だということが良く分かります。
今日は一年で何日もないくらいいい天気で
雲ひとつないので、ここから車を飛ばして、
日本平へ行って見ました。
日本平→久能山東照宮へはロープウェイがあるので簡単にいけますが、久能海岸の所
から歩くと1159段の長い階段を登らなければ
なりません。
これを登ってまた降りてくるのは相当健脚でな
いと大変です。
石段の一段が30cmくらいあるので、登り降り
が大変です。
足の弱い方には非常に厳しい石段です。
下から1200段ほど登ると家康廟につきます。
東照宮全体で使われている石は膨大で
どうやって運び上げたのか、昔の人の知恵と
力には頭が下がります。